『マリア・テレジアとマリー・アントワネット展』

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会期終了が迫っている事に気付いて滑り込みで観に行った、
『マリア・テレジアとマリー・アントワネット展』(横浜そごう・5/7まで)
18世紀ヨーロッパの動乱の時代をそれぞれに生きた、母と娘の華麗かつ壮絶な生涯。
フランス革命時に断頭台で処刑された王妃マリー・アントワネットの名は、今や日本では知らぬ人はないほどに有名と言えるだろう。池田理代子先生の漫画『ベルサイユのばら』の功績は大きい。ちなみに池田先生は、この展覧会の監修も担当している。(そういえば子供の頃『ラ・セーヌの星』というアニメもやってたなあ。…フフフ、わけえもんは話についてこれまいて。-∀-;)
オーストリア女帝マリア・テレジアはアントワネットの母親で、両国の同盟を結ぶために、末娘であるアントワネットをフランス王家に嫁がせた本人である。政治能力が高く、自国の安全と繁栄のため諸外国と戦う傍ら、16人の子を産み育てた女傑である。(旦那様への愛情も深く、なんとなく“ハプスブルクの肝っ玉母さん”的イメージを勝手に抱いていた私だが、子供達への愛情に結構分け隔てがあったらしい…という話を本で読み、意外に思えた。家庭の事情はどこも複雑ですね?)
展示されていた王朝ゆかりの調度品・衣装・絵画、本人達の肉筆による書簡や遺品の数々。散逸・焼失することなく、今日まで保管されていた事に深く感銘を受ける。それらを観ていると、フランスからもオーストリアからも遠く離れた日本の会場でありながら (残念ながらどちらの国にも、私はまだ行った事がないのでありますが) その国その時代に生きた人々の息吹さえ感じられる気がした。
蝋でかたどられた「マリー・アントワネットの手」は、優雅で優しそうでいかにも「高貴な人の手」という印象だったが、あまりにリアルな質感ゆえ生々しさが迫ってくる。
アントワネットの父でありテレジアの旦那様であるフランツ1世は、蓄財の才に長け社交的な性格を長所とする反面、政治能力はなく楽天的な享楽者だったという。…アントワネットは女傑のお母さんじゃなく、お父さんの方に似ちゃったんだろな~…蓄財の才能も似れば身を助けたろうに;
隣に添えられていた和訳文を読みながら、母娘で交された書簡にも思わず見入る。漫画の『ベルばら』で、嫁ぐアントワネットに母テレジアが「毎月1回は必ず、私の書いた心得書を読み返すのですよ」と手紙を渡す場面があったが、あれにはこんなにたくさんの事が、細部に至るまでびっしり書かれていたのか!と感服。娘を手駒に国を動かそうという統治者としての意図はあったにせよ、遠い外国の宮廷にやってしまう未熟な娘のことが心配で心配でたまらない…子を守りたい一心の母親の愛情が、書きこまれた行間からにじみ出ているかのような手紙に思えた。アントワネットが母に宛てた手紙にしても、事ある毎に細かく指示してくる母に対して煙たがる気持ちはあったかもしれないが (苦笑) 慣れない堅苦しい宮廷で独りぼっち、時には故国のお母さんへの恋しさが募る日もあったろうと伺える文面。
後世の者の勝手な憶測に過ぎないとはいえ、双方の手紙から、普通の親子の姿と変わりない親しみや微笑ましさが感じられた。そして、アントワネットが最期に辿る運命を思うと切なかった。親の言う事を若いうちからちゃんと聞いていれば、あんな悲惨な命の落とし方はせずに済んだろうに…と思えて仕方がない。

思わず漫画の『ベルばら』を、全巻読み返した。
(部分的に確認するだけのつもりだったのに、つい -∀-;)
ドイツもオーストリアもフランスも、生きている間に一度は必ず訪れてみたい。
(スペインやイタリアなどの南欧諸国もね。憧れの国々です)
とっくに期限の切れたパスポート、取り直さなきゃな~;

この記事へのコメント

マリリン
2006年05月07日 22:23
をを!行かれたのですね?うふっ♪何だよぅ。
横浜そごうにいるなら連絡くれれば
即効行けたのにぃ・・・。りかりんがオスカルで
ワタシがアントワネットごっこしながら
お食事でもしたかったっす(≧3≦)!
ワタシはコレ、行けなかったよ~(泣)。
rikans
2006年05月08日 00:25
アントワネット様、ようこそジェルジェ家へ(違)

マリリンがブログで教えてくれたお陰で、とっても良い展覧会が観れました!
感謝感謝です♪♪ でもてっきり、マリリンはママ様と水入らずで観に行くのかな?なんて思っていた上、日程にうっかりしてて、ギリギリになってから慌てて観に行ったの…マリリンは行けなかったのね;残念(><)
横浜へはいずれまた行く機会があると思うし、その時はきっとマリリンにお声をかけさせてもらうね☆マリリンも、時間のある時にでも遠慮なく誘ってね♪ベルばらごっこ大歓迎よ!(笑)

ワタシが麗しのオスカル隊長役なんて…恐れ多くて…嬉しすぎる(# ̄▼ ̄#)
宝塚ベルばらの歌でも歌いまくりたい心境でございます、アントワネット様。
(近所メイワクだからやめようねワタシ・爆)

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