サイト更新&手塚話&矢口話

さしたる脈絡はなく、気ままにざくざく描いたミッドナイト氏で、
2ヶ月ぶりにギャラリーの更新が出来ました。
「銀色の王国」HOME

画像
(ほぼ原寸大のトリミング版↑ ギャラリーには縮小して全体図を展示)
とんでもないラストに呆然としたこの漫画、
長らく読んでいないので久々に読み返したいです。
「リボンの騎士」も良いのですが、
描いたことのないキャラ絵も描いて行きたいですね。
(と、サイトオープン時より望んでいながら
更新ペースがどうしようもなく亀……すみません。
いつも拍手下さる方、ご訪問下さる方、本当にありがとうございます!)

金曜夜の残業中、職場で流れているFMラジオ番組に
手塚Jr.氏がゲスト出演していました。
若い頃、自分の進路についてお父さんに
「ヴィジュアリストをめざしたい」と告げたところ、
全く聞き慣れない職業に「…え?」(なにそれ?大丈夫なの?)と
複雑そうな反応をされたとか。
「漫画の神様」と言われている人の、普通の親御さんらしい?反応が
何故か妙に可笑しかったです。新しい道を切り開くことの苦労を
知り尽くしている御大にしてみれば、心配だったことでしょう。
http://blogs.myspace.com/index.cfm?fuseaction=blog.view&friendId=1004318479&blogId=489213571

ちなみに家人のカズ山は、幼少時に友達のお兄さんが持っていた
「アポロの歌」をうっかり読んでトラウマになったことから
(友達の兄の、というのがありがちで笑える…)
「テヅカは漫画の神様やない。漫画の悪魔や!
と豪語してます。(絵的にというよりは精神的に)“えげつない描写が
次々と嫌がらせのごとく展開される内容にも関わらず、読者を引き込んで
読まずにいられなくする力を秘めている”ところが悪魔なんだとか…
そんなことをゆうべ力説してましたよ。
そんなトラウマ漫画をわざわざ自分で買ってくるんだから
(うちにある文庫版「アポロの歌」と「奇子」はカズ山が買ってきました)
それ、なんてツンデレ?と言いたいです。


以下、ワタシだけが嬉しい余談でございます。

家人との話の流れで「アポロの歌」をざっと読み返してみたところ、
2巻の巻末で、阿部進氏が手塚治虫記念館オープン当時を振り返って
書かれた解説の文中に、「矢口高雄さん」の名前を発見。
(初読時には何気なく流して読んでたんだろなあ自分…)
記念館を訪れた時の、手塚先生に対する矢口氏のコメントにほんの少し
触れられていて、今更ながらトクな発見をした気分になりました。
自分の好きな作家さんどうしの繋がりを少しでも見つけられると
なんか嬉しくなりますね。

流れついでに、隠れ里(腐海の底にある拙別館サイト/爆)のギャラリーより
今年2月頃にアップした「マタギ列伝」の三四郎さんも出張させてみる。
文庫版で「マタギ列伝」を全巻揃えた記念にざくざく描いたもの。

画像

かなりハードで面白い内容にも関わらず、連載当時に版元サイドの
トラブルのため打ち切りになったという不運な作品。
突然放り出されたような、気持ちの持って行き場がないラストに、
かつて「バンパイヤ」第二部を読み終えて愕然とした時以来の
ショックを味わいました。
矢口御大、もう続きは描いてくれないんだろうなあ… orz



ボクの手塚治虫 (講談社文庫)
講談社
矢口 高雄

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この記事へのコメント

のりみ
2009年05月25日 15:57
漫画の悪魔!(笑)いや~めっちゃ受けました。
>読者を引き込んで読まずにいられなくする力を秘めている。
ホントにそうですねー。私も手塚漫画にズルズルとハマりこんだ高校生の頃、まさにそうでした。「きりひと賛歌」「奇子」「I・L」「アラバスター」「人間昆虫記」「アポロの歌」など黒手塚作品に出会ったのもその頃で、黒手塚もあっての手塚イズムだ!なんて思っていました。なんかえっと思うくらい残酷な結末の連続なのに、途中でやめられなくなりますよね。
rikans
2009年05月26日 17:34
のりみさん、
コメントありがとうございますー!
ふつう自分の好きなものを叩かれるのは気分良くないものですが、家人のテヅカ叩き?は納得出来る部分もあるせいか、かなり笑えます。(一番むかつく手塚キャラは「火の鳥」だそうで…。高い所から「あーあ、またアホなことやっとるわー」と人間を見下ろしてるだけで何もいい事せえへんくせに、気が向いた時だけ降りてきて偉そうに説教たれるわ罰与えるわ…めっちゃむかつく!トリのくせに!!いつか唐揚げにしたる!!…などとまくしたてていた時は腹筋よじれました)
黒手塚には独特の中毒性を感じますね。むしろ手塚イズムの骨頂は黒手塚にあるのでは?という気さえしてしまいます。
どんなに残酷で救いがなくてグロテスクな内容であっても、どこかに品性が感じられるから?心の奥底に強烈に焼き付くものがあるから?抵抗なく引き込まれてしまうのでしょうか。
ちなみに私の黒手塚作品との出会いは中学頃に読んだ「MW」でしたが、大学の時に友人が貸してくれた「ミクロイドS」も、幼少時に見たTVアニメの印象とはまるで違っていて、ダークな内容にかなり衝撃を受けたものでした。

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