ありがとうございました。

脳梗塞の後遺症で、4年と4ヶ月の要介護生活を続けてきた祖母が
先月、8月14日未明に亡くなりました。享年88歳でした。

直後の3日間はバタバタと落ち着かず悲しむ余裕もない日々でしたが
振り返ってみると
動くことも話すことも食べることも出来なくなった不自由な体で
伝えたくても伝えられない事が山ほどあったろうに、
心もどんなにか辛かったろうに、
4年余りの年月をよく頑張って生きてくれたなあ…と
私が生まれてから今日までに過ごした年月も全て含めて
祖母への感謝の気持ちで一杯です。
遠方に住む私に出来ることなど限られていましたが、
祖母が倒れてからの4年間、自分に出来る精一杯の介護を
悔いが残らないようやらせてもらいながらたくさんの事が学べ、
そして
お別れの時の悲しみを和らげる猶予をもらえました。
死の間際の数日間はかなり苦しそうだったと母から聞きましたが、
棺の中で眠る祖母は、とても安らかな顔をしていて、
呼びかければ目を覚ましそうに見えました。
「ありがとう」の言葉とともに
「やっと楽になれて良かったね。長い間、お疲れ様でした」と、
心で呼びかけました。
20年ほど前に先に亡くなった祖父が、
きっと祖母を迎えに来てくれたことでしょう。


ちゃんと見送ったはずなのに、この世に祖母がいないという実感が
未だにわきません。帰省すれば会えそうな気がしています。
たまに夢の中に出てきた祖母はいつも
寝たきりになる前の元気だった頃の姿か、
後遺症を克服して元気になった姿でした。
(母も同じ事を言っていました)
祖母が限りなくそそいでくれた愛情を、私は一生忘れません。


祖母が倒れてから亡くなるまでの年月、
心配や助言や労いの言葉をかけて下さった皆様へ
心からありがとうございました。
あたたかな心遣いに感謝致します。

この記事へのコメント

Yuri
2010年12月11日 02:29
なんどもすみません。またコメントさせていただきます。2006年の乳腺のう胞のブログにもコメントさせていただいたので、ぜひご確認よろしくお願いします。
最近命についてよく考えます。それは私が嚢胞と診断されてからずっと乳がんが頭から離れず、初めて死を考えてからです。自分のことばかり棚に上げて、自分ばかり不幸で、かわいそうな私、どう生きていいのか分からないって思う反面、生まれてきたことだけでも感謝すべきことだなぁって思う自分もいます。おばあさまの他界はきっとつらいことだと思います。でもポジティブに考えると長生きできたおばあさまは幸せだったと思います。そして家族からおばあさまの存在の大きさを感じられ、愛され、それって幸せなことだって思います。うまく言えないのですが、きっと自分が今命に敏感だからか分かりませんが、おばあさまに対するお気持ちを読んでいたら、おばあさまは幸せだなって思ったのでコメントをかかせていただきたくなりました。どこのだれかも分からない私にコメントをもらっても微妙かもしれませんが、他人の心を動かすブログってすてきだと思います。なんだかよく分からない文ですみません。
rikans
2010年12月11日 16:14
Yuri様
コメントをありがとうございました。
(先ほど、乳がん検診の記事に頂いたコメントにもお返事させて頂きました)
すっかりブログの更新がお留守になってしまっている昨今ですが、今もこうして、記事をご覧下さった方から反響を頂けることに感謝しています。

祖母の生前は、恥ずかしながら親戚がらみで色々と確執もあり、祖母がどれだけ辛い思いをしたかと思うと今も心が痛むのですが、だからこそ余計に、悔いのないよう出来る限りのことをしたいと思いました。とはいえ遠方に住んでいて、たまにしか帰ってこれない私に出来る事など微々たるものでしたが、ずっと祖母を介護してきた母の頑張りは、娘の私から見ても(祖母が亡くなった後の手続きに至るまでも)凄まじいものでした。祖母を気にかけて下さる友人知人の方々の親切も、心にしみました。
祖母は幸せな人だったと、私も信じています。

頂いたコメントの内容しか存じ上げていない私が無責任に言えることではないと思いつつ、嚢胞を(もちろん用心するにこしたことはないのですが)必要以上に恐れなくてもいいんじゃないかな…?と思います。
死を意識し、命について考える経験は貴重で尊い事です。でも、どうかそれに囚われすぎて苦しまれませんように。
苦しみをご自分の中で溜められず、周りの信頼出来る方に相談されたり、必要であれば別のお医者様に相談されたり、マンモ検診を受けられるなどして、不安要素を少しでも取り除かれますように…と願っています。

ご自身の心配事で大変な折に
思いやりあるお言葉を下さり、
本当にありがとうございました!
Yuri
2010年12月12日 03:45
こうやってブログを通してあたたかいお言葉をいただけて本当に感謝しています。ありがとうございます。
元々涙もろく感情豊かなほうなのですが、今まで悲しいドキュメンタリーや映画で泣けても、やはり人ごとでした。「悲しいね、こんな人もいるんだね」って涙した後は、普通に元気になって友達とわいわい。でも自分が当事者になってみてはじめて、死って他人事じゃないんだって思ったんですよね。そのとき、いろんなことを考え、怖いこともいっぱい考え、最後にこの世に生まれてきたことさえすごいことなんだから感謝しなきゃって結論に達したんです(まだ乳がんと決まったわけじゃないのに大げさかもしえませんが)。母が私を妊娠した時、中絶の話もあったらしいんですよね。でも産むことにして私が生まれた。それを考えると、生命の誕生ってやっぱすごいことなんだなって。それだけでもすごいから、運命が決まっているならそれをただ素直に受け止めよう、でもやっぱり怖くて何も手につかない…って葛藤していたところで、このおばあさまの記事を見つけました。だから4年以上苦しまれたこと、言いたいことが言えなかったことはきっとつらいことですが、88年も生きることができ、また多くの方に優しく看病してもらい、言いたくても言えなかったこととはきっと感謝の気持ちばかりだと思います。私のような見ず知らずの者に励ましのお言葉をくださるrikansさんは本当にあたたかい方ですし、そんなrikansさんというお孫さんをもてたことも幸せなことだって思います。
表現が下手で、うまく伝えられないのですが、とにかく、このブログで出会えたことに感謝します。
またチェックさせていただきますので、これからも続けてください。
勇気を与えてくれ、あたたかい気持ちにさせてくれ、本当にありがとうございました。
rikans
2010年12月13日 18:31
寝たきりになった祖母を365日欠かさず介護してきたのは、身内では実質 母1人で、私は年2回の帰省時のみの臨時要員に過ぎませんでした。そんな4年余りの年月にも、きれい事では済まない様々な現実を思い知らされ、また、自分たちのしている事は自己満足に過ぎないのでは?祖母自身の苦しみをいたずらに長引かせているだけなのでは?と悩むこともありました(祖母だけでなく、介護を続ける母の心身も心配で、それぞれに事情があるとはいえ非協力的な親戚を恨めしく思った事もありました)。この気持ちは恐らく、経験した者でないとわからないかもしれません…が、今では、それらの経験すべてが自分にとって貴重な勉強になったと思っていますし、母への尊敬と、そんな母を育てた祖父母への尊敬を新たにしています。

両親が出会って、この世に「自分」が生を受ける確率の希少さを思うと、せっかく授かった命を決して粗末には出来ませんし、感謝の気持ちもわきますね。限りある命だからこそ、大切に全うせねばならないと思えてきます。
私の拙いブログが、Yuriさんにとって、ほんの少しでも救いとなれたのでしたら、これほど嬉しいことはありません。末永く、幸せな人生を生きて頂きたいと願っています。
こちらこそ、ありがとうございました。
Yuri
2010年12月14日 01:47
そうですよね、体験された方しか分からないですよね。私も親戚の問題とかはありますが、あまり人には話せなかったりします。
でも自分の体験や、このようにrikansさんのお話を聞けて、苦しんでるのは自分だけじゃないって分かりましたし、いろいろ学べた気がします。
こういうとき親のありがたみも分かるし、大切に毎日を生きたいってますます思いますね。
本当にありがとうございました。
また何かすてきな出来事とかあったら更新してください。私も前向きに、ネガにならず(私はとことん落ちてあがってくるタイプなので、なかなか難しいのですが、、、)毎日笑顔で過ごせるよう努力します。
rikansさんの幸せな今後を心から祈ってます。
お互い幸せになりましょうね!!
本当にありがとうございました。
rikans
2010年12月14日 13:43
私も落ち込む時はどこまでも落ち込むタチで(苦笑)決して強い人間ではありません。そんな自分なりにも、無理せずボチボチ生きてゆきたいですね。
最近では滅多に更新することがなくなった上、記事の大部分はしょうもない日常ネタや趣味ネタで占められているブログで恐縮ですが、また気が向いたら書き込みに来ようと思っています。
よろしくお願い致します。
Yuri
2010年12月15日 00:17
はい楽しみにしてます。
本当にありがとうございました。
もうすぐクリスマスですね。すてきな時間を過ごし、そしてすてきな年をお迎えください☀
私も2010はついてなかったので、早く2011を迎えたいです!!
ではこれからもお体に気をつけて、いい人生を送ってください。

この記事へのトラックバック